明治大学体育会競走部公式ウェブサイト

寒中お見舞い申し上げます。

旧年中は大変お世話になりました。

さて、元旦競歩、箱根駅伝で今年も一年が始まりました。コロナ禍の中でのスポーツ競技会の開催については、さまざまなご意見、お考えがあろうかと存じます。学生スポーツにおいては、選手諸君はじめチーム全員が力をあわせて培ってきた成果を、各校チームで競い合う、限られた貴重な機会でもあります。正月三箇日に実施された箱根駅伝では、例年に比べて人出は85%少なかったそうです。多くの方々に、今般の事情をご理解いただき、ご協力いただいた賜物と存じます。誠にありがとうございました。

例年とは異なる非常事態の中、今回の箱根駅伝にあたっては、zoomやYouTubeでの配信など、新しい試みに園原健弘監督が獅子奮迅の大活躍をして下さいました。そして、大学各方面とりわけ父母会から多大なご協力をいただき円滑に実施させていただくことができました。ユニフォームスポンサーシップの導入も新たな試みのひとつでした。新潟アルビレックス様のご協力で、サトウ食品様にスポンサーになっていただきました。スポーツギフティング活動（unlim）への参加も含め、これまでにはなかった、チームを応援していただく新たな試みにもお力添えいただけれは幸いです。

チームは、全日本駅伝や記録会での好成績から、事前に高い評価をいただいていました。選手諸君に対する高まる期待と声援が、コロナ禍にあっても私にも伝わってきました。優勝候補の一角という声もありましたが、結果はシード権も失うなどご期待に届くものではありませんでした。箱根では速いだけではなく、強さが大切だと、以前に西弘美SVに教わったことを思い返しながら、あらためてチーム強化の難しさ、奥深さに思い至った次第です。

今回の箱根駅伝の結果は、ご期待に沿うものではなかったこと、応援していただいてきた方々には大変申し訳なく思います。みなさまの残念な思いの大きさは、この一年間、山本佑樹駅伝監督の育成方針が浸透しチームが着実に力をつけてきたこと、みなさまにそのことをご理解いただき、あたたかく見守っていただけたことの反映でもあると受け止めています。 昨年末に、園原監督が競走部監督ブログを通じて掲げた、『共創部』の理念は、日頃よりお世話になっているアディダス社様、OB会紫交会、明大校友会、父母会、大学関係の皆さまをはじめ、明大競走部を応援していただいているみなさまとともに競走部があることをあらためて認識し、ともに前に進もうというチームのポリシーを表していると思います。選手諸君、スタッフ一同、捲土重来を期し、気持ちを新たにしてまた取り組んで参ります。

本年も、引き続き変わらぬご声援を賜りますようお願い申し上げます。

競走部　部長

中川　秀一